大会概要

大会開催理念

奥州市は、岩手県の水沢市・江刺市・胆沢郡前沢町・胆沢町・衣川村の2市2町1村が2006年に合併し誕生しました。東西は北上山地と栗駒国定公園焼石連峰に囲まれ、南北に貫く母なる一級河川・北上川、国内最大級の胆沢扇状地がもたらす景観は、水と大地が限りなく広大である「水陸万頃」の地と謳われており、全国的にも稀な日本三大散居集落として水と緑の自然豊かな風景が広がっています。

この地には、およそ1200年前に古代国家とも言える日高見国(現在の岩手県胆江地域)が存在し、そこには互恵の精神が根付き、人々は平和な暮らしを送っていました。大化の改新により天皇を中心とする律令国家の建設が始まり、日高見国をはじめとする奥羽地方は蝦夷の住む辺境の地域として位置付けられ、朝廷は3度にわたって遠征軍を派遣しました。蝦夷の部族の一人だった阿弖流為は蝦夷連合軍(日高見軍)を率い、大和朝廷の征夷大将軍・坂上田村麻呂に降伏するまでの13年間、如何なる勢力にも屈することなく、愛する故郷のために、勇猛果敢に立ち向かいました。奥州市には、阿弖流為の愛郷心と行動力が東北人のアイデンティティとして今なお息衝いています。

また、関東大震災直後、内務大臣として東京の復興計画を担った奥州市出身の後藤新平は、その時代を超えた大胆な構想力から「大風呂敷」の異名で呼ばれていました。誰よりも遠い未来を見据えた壮大な事業計画を立案し、東京を以前と同じ状態に戻す単なる復旧にとどまることなく、東京を世界に通用する偉大な都市に改造しようとする「見果てぬ夢」を思い描いた情熱が彼にはありました。

東北青年フォーラムin奥州大会は、大胆な発想とそれを実現させる情熱をもって、変化していく東北の現実と真摯に向き合い、青年らしい自由で捉われない無限の創造力で「見果てぬ夢」を拡げ、市民一人ひとりの当事者意識を呼び起こす機会を創出します。住み暮らすまちに愛情を注ぎ、「見果てぬ夢」を思い描きながら互いに手を取り合い、結の精神と豊かさに溢れた誰もが夢を描ける東北を実現する大会とします。

 

大会スローガン

 

見果てぬ夢へ!拡げよう無限の創造力輝く東北をつくるのはオレたちだ!!

 

東北青年フォーラムは、東北地区の運動を発信する最大の場として開催されてきました。未曾有の震災が東北を襲った2011年に開催された岩手花巻大会から、東北全土を一周し6年の期間を経た本年、再び岩手奥州の地にて開催されます。

歴史息づく奥州の地には、関東大震災から復興していく東京で、誰よりも遠い未来を見据えた壮大な事業計画を立案し、その大胆な構想から「大風呂敷」の異名で呼ばれた奥州市出身の後藤新平がおりました。その時代を超えた事業構想力は、東京を世界に通用する偉大な都市に改造しようとする「見果てぬ夢」を思い描いた情熱から生まれました。住み暮らすまちに愛情を注ぎ、まちの希望溢れる未来像を想い描きながら実現に向けて行動していく精神性は、古代東北の礎を築いた阿弖流為以来この奥州の地で脈々と受け継がれてきました。

変化していく東北の現実と向き合い、結の精神と豊かさに溢れた誰もが夢を描ける東北の実現に向けて運動を展開していくために、大胆な発想力、そしてそれを実現していく情熱とリーダーシップが必要です。青年が青年らしく自由で捉われない無限の創造力で見果てぬ夢を拡げていくことで、「私たちが生きている間さえ良ければいいのではなく、今の東北はもちろん、まだ見ぬ未来の東北を輝かせるために何をするべきか」を描けていきます。未来の東北を思い描く時、その「無限の創造力」が「輝く東北をつくる」エネルギーとなって東北に拡がっていきます。

大会を通じ、新しい東北の実現に向ける私たちの想いを結集し、結の精神と豊かさに溢れた誰もが夢を描ける東北の実現に繋がっていく希望が持てるメッセージを東北中に発信していきます。私たちが情熱を持って考動することで、まちに意識変革を生み出し、そこから多くの人が参画してまちを輝かせて、力強く未来へ前進する大会とする決意をこのスローガンに示しております。

見果てぬ夢へ

「夢」は理想や目標、「見果てぬ」は実現不可能なことの表現に使われます。しかしここでは、我々青年が希望溢れる未来を思い描くときに実現できるかできないかということではなく、やるかやらないかという気持ちで臨むことが大事だという気概を表現しています。我々が思い描く未来は周りには「見果てぬ夢」に見えるかもしれませんが、それぐらいの大きな創造力で進んでいこうという気持ちを表現しています。

拡げよう無限の創造力

奥州地域に根付く「見果てぬ夢」のようにも見える「輝く未来を思い描く力」が「無限の創造力」です。その精神性を東北中に持ち帰っていってもらいたい(拡げていきたい)という意味です。

本年度のスローガンは、奥州市出身の偉人である後藤新平から着想を得ています。後藤新平は関東大震災後の東京を以前と同じ状態に戻す単なる復旧にとどまることなく、創造的な復興を行なうべく大胆な発想と壮大な事業計画を立て、「大風呂敷」と揶揄されました。当時は「見果てぬ夢」だと考えられ多くの抵抗にも合いましたが、現在はその功績は再評価され国際都市東京の根幹を担っています。新しい東北をつくるのは若い青年の力と知恵です。そして、それを結集し発信していく、東北青年フォーラムin奥州大会ではそういった今までの過去を乗り越え新しい経済と社会のありようを提案し、そこに住む人々が将来に希望を持つことができるようになるような大会としたいと考えます。

 

大会シンボルマーク

 

 

この大会シンボルマークは、奥州市出身である後藤新平の異名をモチーフにした、大風呂敷をイメージしています。大会を通じ、奥州の地から無限の創造力をひろげ、誰もが夢を描ける東北を創造し、東北青年フォーラムから発信される、夢と希望がひろがっていくイメージです。その無限の創造力から生まれる多様なアイデアやエネルギーを色鮮やかなカラーで表現しています。

また、東北青年フォーラムの名称表記として、奥州市は現在、国際リニアコライダー(ILC)の建設候補地として選定されたことで、将来的に世界から多くの科学者が訪れる国際学術都市を目指しているところからアルファベットを使用しています。

東北青年フォーラムin奥州大会において、無限の創造力から見果てぬ夢が拡がっていくそのエネルギーが東北を輝かせると信じ、このシンボルマークを作成しました。